2010年10月30日

10月28日(木)の日記/十一面観音さま

◇国宝十一面観音像めぐり
 ・所用で大阪に行った帰り道、近鉄大阪線沿いのお寺の
  国宝十一面観音像めぐりをした
 ・行き先は室生寺と聖林寺の2箇所。いずれもその昔訪
  ねたことがある。今回は久しぶりのご対面。
 ・室生寺は近鉄室生口大野からバスで行く。国宝の金堂
  の中に、他の仏様と並んでいちばん左に安置されていた。
  (中央はこれまた国宝の釈迦如来)。十一面観音様はふく
  よかな量感がある。装飾的で女性的な美しさである。
 ・五重塔は平成10年の台風で大きな損傷を受けたがすっ
  かり修復され時を経て修復箇所がわからないほど。
 ・聖林寺は桜井にある。バスの便がなくタクシーで行く。
 ・ここの観音様は国宝の中でもランクが高い感じ。
  背が高く圧倒される。ガラスの壁こそあるがすぐ近くから
  仰ぎ見ることができる。均整がとれて量感にみちている。
  切れ長の眼が正面を直視している。
 ・国宝の十一面観音像は全部で7体ある。いままでに、こ
  のうち5体に参拝した。小生の勝手な素人の美的感覚で
  ランクをつけると
  ①向源寺、②聖林寺、③観音寺 である。

 ・ウン十年がかりで参拝した結果のワンポイント感想は以下
  の通り。
  <奈良時代>
   ○奈良 聖林寺/ 上記
   ○京都(京田辺市) 観音寺/住職婦人が厨子の扉を
              開けてくれた。黒い漆の肌が綺麗
  <平安時代>
   ○滋賀 向源寺(渡岸寺)/ふくよかな胸や腹の肉付け、
    腰を捻って立つ姿は美しい。間近で、背中側からも見れ
    る。文句なく超国宝級。
   ○京都 六波羅密寺/辰年のみ御開帳、まだみていない。
    この観音様は1999年に国宝になった。
   ○大阪 道明寺/開帳日が限られておりなかなか見れ
    ない、未拝観。
   ○奈良 法華寺/あまり大きくなくまた遠いのでみにくい。
    腰を少し捻りながら前に歩きかけてくる動きがある像。
   ○奈良 室生寺/上記
 というわけで、残り2箇所を楽しみにしている。いつかは会い
 たい。 

◇聖林寺のあと、徒歩で阿部文殊院を訪ねた。賢くなれるか
 な?・・いまさら・・・。


        


Posted by OOAKAGERA at 22:14