2022年05月23日

5月23日(月)の日記 チリ地震津波

今日は何の日 チリ地震津波 【復刻】校正版です

◇62年前の明日(1960年5月24日)、宮城県をはじめ太平洋沿岸に大きな被害をもたらした「チリ地震津波」が発生している(その後この時の規模を大きく上回る東日本大震災の津波が発生した)。
◇「チリ地震津波」により、宮城県の三陸沿岸部では大きな被害が出た。この時の地震はM9.5、観測史上世界最大。当時の津波予測体制は外国との連携がよくなくて、ハワイにはすでに到達した津波情報が生かされなかったという反省があったと記憶する。当時私の小学校の担任の先生の実家が志津川町(現在の南三陸町)にあり津波の被害を受けた。ちょうど修学旅行の出発前日で、津波被害の復旧支援で実家に帰った先生は仙台に戻るべく必死に交通機関を乗継ぎ、ぎりぎりで出発に間に合った。教育者の鏡となる先生の行動について当時地元の新聞記事として掲載され評判を呼んだ。
◇志津川の町(現在の南三陸町)は東日本大震災の津波ではこの時の何倍もの規模の津波に襲われた。
◇遠く平安時代869年には貞観三陸地震による津波、伊達政宗の時代1611年には慶長三陸大津波が発生し東日本大震災に近い大きな津波が起きた記録がある。また近くは、1896年に明治三陸大津波、1933年に昭和三陸大津波、そして1960年のチリ地震津波、2011年には東日本大震災の津波と、宮城県太平洋岸の津波は繰り返し起きている。今後もまた襲ってくるに違いない。常に、周到な準備を心したい。
  


Posted by OOAKAGERA at 09:31