2021年03月04日
3月4日(木)の日記 東日本大震災 10年目の振り返り 18
【2011年4月19日(火)の日記】 仙台市、北海道から応援受け入れ
◇本日所用で宮城野区役所を訪れた。
◇震災の影響か人の出入りがすこぶる多い。
◇窓口に作業服を着て、腕章をしたり胸章をぶら下げたりして応対している人たちがいる。見ると「苫小牧」「白老」と北海道からの応援の方々。お疲れ様です。なつかしく思わず激励のエールを送ってきた(たぶんよけいなことでしょうけど)。
◇仙台市の業務に他都市からの応援も入っている。ありがたいことだ
【2011年4月19日(火)の日記②】 ついにヨーグルトが出回る
◇震災後入手困難が継続していた乳製品のヨーグルトがついに品数数量ともそろってきた。
◇本日、幸町のコープにて買い物時に確認。これが他店でも同じ状況かは不明だが、ここは元に戻ってきたことは確か。
【2011年4月20日(水)の日記①】 仙石線東塩竈まで開通
◇仙石線がいったん小鶴新田まで開通、7日の大きな余震で再度停止。15日に小鶴新田まで再度復旧であったが昨日東塩竈まで開通した。
◇街に出る時はよく利用するので開通して助かる。
◇仙台の街の中から多賀城方面行のバスが時に猛烈に込み合っていたが少しは解消すると思われる。小鶴新田で乗り換えていた多賀城塩竈方面の人もやっと直接行けるようになった。
◇あと開通が待たれるのは新幹線の上下(東京側は25日開通とのこと)、北海道への航空機・フェリーといったところ。
【2011年4月27日(水)の日記】 過去の三陸大津波
◇吉村昭著、「三陸海岸大津波」を読む
◇過去に三陸を襲った以下の大きな津波について、前兆・被害・救援の様子などを体験者の証言をもとに記述した記録。
①明治29年の明治三陸大津波、②昭和8年の昭和三陸大津波、③昭和35年のチリ地震津波
◇これに今回の東日本大震災津波が(著者は変わるとして)加わることになるのだろう
◇そう遠くない過去にこれだけ津波の被害が出ていても何十年も経って子供・孫の代になると正確に伝わらないこともあるだろうし、さらに1000年もさかのぼって歴史を振り返っての発想の転換はなかなか出来ないものだ。
◇大分前に唐桑半島のビジターセンターで津波の擬似体験をした覚えがある。三陸大津波を忘れないための施設で、みんな津波に対する防災の意識は高く、重要性は受け継がれていたと思う。
◇それなのに今回のより大きな津波を防げなかった。無念である。
【2011年4月30日(土)の日記①】 東北新幹線全通 地下鉄全通
わたくし(=ごくフツーの仙台市民)からの震災後の生活環境報告もそろそろ終り。
◇4月29日、東北新幹線全通。仙台以北も開通した。
◇仙台~苫小牧間の太平洋フェリーが28日に復旧した。名古屋との間はまだ。
◇仙台市の地下鉄は北部の泉区の復旧が遅れていたが29日に全通した。
【2011年4月30日(土)の日記②】 宮城野図書館一部再開 震災列島
◇ 3月11日の震災以来休館となっていた地元宮城野図書館が4月28日に、「臨時窓口設置」という形で開館されるという。
◇ 返却しないままの本のことが気になっていたので早速出かけてみた。
◇ 図書館の玄関に掲げてあった記録写真を見ると地震の被害は相当のものらしい。外壁の落下も目立ち、建物の被害も大きかったようだ。
◇ 図書館の中には入れず。玄関前の青空のもと折りたたみ机を前にして「返却」と「受付」の係の人がいる。借りられる本はほんのわずかで、青空市のワゴンみたいに並べたり小さな書架に入っていたりしている。
◇ これではとても借りる本を探す気になれなかったが、帰りがけに「震災列島」という表題が目に留まりこれだけを借りてきた。著者石黒耀。
◇ 読み出してみるとこれがとんでもない内容。ドキュメンタリーのような土曜ワイドをさらに崩したような推理小説のような。
◇ まず驚いたのは、地震・津波・原発と今回の震災を的確に予言するような内容である。震源地は東海・東南海地震であるが被害状況の記述は今回の震災のテレビを見ているようだ。臨場感たっぷりで、読んでいてこれはドュメンタリードキではないかと錯覚におちいる。
◇ 東海地震に東南海地震が連動、名古屋に大津波。この地震の連続発生を予測した地質調査会社の技術者が大津波の発生を利用して娘の仇を討つというストーリー。
◇ 現在の科学的なデータをもとに最悪のストーリーを浮かび上がらせている。
◇ 推理ドラマ的な筋書きはその内容があまりに悲惨であり受け入れたくない。フィクションはなくてもよい。いっそ小説ではなく架空ドキュメンタリーとしてまとめていただきたかった。
◇ 確実に起きると予測されている東海・東南海地震で被害が予想されるという原発の問題も、福島の例があるので話を素直に受け入れざるを得ない。
◇ 今回の津波は「想定外」というが、この小説のように想定していた人はいたということだ。問題は受け取る側がどれだけ真剣に自分のものとしてその対応を取ろうとしていたか・対応したかということだ。反省を次に活かしたい。

【2011年5月2日(月)の日記】 宮城野区役所まわり大渋滞
◇本日は、大型連休の谷間で暦では出勤日、区役所は開いている。所用でまた宮城野区役所に行った。行くのに車は渋滞、建物の中も混雑。えらく時間がかかってしまった。
◇震災・津波災害による罹災証明や税金軽減の申請をする人達が多いようだ。
◇仙塩街道(国道45号)の仙台方向の左側車線は区役所を先頭にノロノロが遠く苦竹駅の向こうまで続いている。そもそもなんで渋滞になっているかわからない人が多いから区役所以外へゆく車も左側に入るので流れがスムーズでなくなる。ダイエーの買い物行列やディズニーランドのように行列の目的と最後尾が明示されているといいけど、役所にお願いは・・出来ませんね。
◇連休明けもこの状態が続くようなら根本的な対策が必要だ。
◇本日所用で宮城野区役所を訪れた。
◇震災の影響か人の出入りがすこぶる多い。
◇窓口に作業服を着て、腕章をしたり胸章をぶら下げたりして応対している人たちがいる。見ると「苫小牧」「白老」と北海道からの応援の方々。お疲れ様です。なつかしく思わず激励のエールを送ってきた(たぶんよけいなことでしょうけど)。
◇仙台市の業務に他都市からの応援も入っている。ありがたいことだ
【2011年4月19日(火)の日記②】 ついにヨーグルトが出回る
◇震災後入手困難が継続していた乳製品のヨーグルトがついに品数数量ともそろってきた。
◇本日、幸町のコープにて買い物時に確認。これが他店でも同じ状況かは不明だが、ここは元に戻ってきたことは確か。
【2011年4月20日(水)の日記①】 仙石線東塩竈まで開通
◇仙石線がいったん小鶴新田まで開通、7日の大きな余震で再度停止。15日に小鶴新田まで再度復旧であったが昨日東塩竈まで開通した。
◇街に出る時はよく利用するので開通して助かる。
◇仙台の街の中から多賀城方面行のバスが時に猛烈に込み合っていたが少しは解消すると思われる。小鶴新田で乗り換えていた多賀城塩竈方面の人もやっと直接行けるようになった。
◇あと開通が待たれるのは新幹線の上下(東京側は25日開通とのこと)、北海道への航空機・フェリーといったところ。
【2011年4月27日(水)の日記】 過去の三陸大津波
◇吉村昭著、「三陸海岸大津波」を読む
◇過去に三陸を襲った以下の大きな津波について、前兆・被害・救援の様子などを体験者の証言をもとに記述した記録。
①明治29年の明治三陸大津波、②昭和8年の昭和三陸大津波、③昭和35年のチリ地震津波
◇これに今回の東日本大震災津波が(著者は変わるとして)加わることになるのだろう
◇そう遠くない過去にこれだけ津波の被害が出ていても何十年も経って子供・孫の代になると正確に伝わらないこともあるだろうし、さらに1000年もさかのぼって歴史を振り返っての発想の転換はなかなか出来ないものだ。
◇大分前に唐桑半島のビジターセンターで津波の擬似体験をした覚えがある。三陸大津波を忘れないための施設で、みんな津波に対する防災の意識は高く、重要性は受け継がれていたと思う。
◇それなのに今回のより大きな津波を防げなかった。無念である。
【2011年4月30日(土)の日記①】 東北新幹線全通 地下鉄全通
わたくし(=ごくフツーの仙台市民)からの震災後の生活環境報告もそろそろ終り。
◇4月29日、東北新幹線全通。仙台以北も開通した。
◇仙台~苫小牧間の太平洋フェリーが28日に復旧した。名古屋との間はまだ。
◇仙台市の地下鉄は北部の泉区の復旧が遅れていたが29日に全通した。
【2011年4月30日(土)の日記②】 宮城野図書館一部再開 震災列島
◇ 3月11日の震災以来休館となっていた地元宮城野図書館が4月28日に、「臨時窓口設置」という形で開館されるという。
◇ 返却しないままの本のことが気になっていたので早速出かけてみた。
◇ 図書館の玄関に掲げてあった記録写真を見ると地震の被害は相当のものらしい。外壁の落下も目立ち、建物の被害も大きかったようだ。
◇ 図書館の中には入れず。玄関前の青空のもと折りたたみ机を前にして「返却」と「受付」の係の人がいる。借りられる本はほんのわずかで、青空市のワゴンみたいに並べたり小さな書架に入っていたりしている。
◇ これではとても借りる本を探す気になれなかったが、帰りがけに「震災列島」という表題が目に留まりこれだけを借りてきた。著者石黒耀。
◇ 読み出してみるとこれがとんでもない内容。ドキュメンタリーのような土曜ワイドをさらに崩したような推理小説のような。
◇ まず驚いたのは、地震・津波・原発と今回の震災を的確に予言するような内容である。震源地は東海・東南海地震であるが被害状況の記述は今回の震災のテレビを見ているようだ。臨場感たっぷりで、読んでいてこれはドュメンタリードキではないかと錯覚におちいる。
◇ 東海地震に東南海地震が連動、名古屋に大津波。この地震の連続発生を予測した地質調査会社の技術者が大津波の発生を利用して娘の仇を討つというストーリー。
◇ 現在の科学的なデータをもとに最悪のストーリーを浮かび上がらせている。
◇ 推理ドラマ的な筋書きはその内容があまりに悲惨であり受け入れたくない。フィクションはなくてもよい。いっそ小説ではなく架空ドキュメンタリーとしてまとめていただきたかった。
◇ 確実に起きると予測されている東海・東南海地震で被害が予想されるという原発の問題も、福島の例があるので話を素直に受け入れざるを得ない。
◇ 今回の津波は「想定外」というが、この小説のように想定していた人はいたということだ。問題は受け取る側がどれだけ真剣に自分のものとしてその対応を取ろうとしていたか・対応したかということだ。反省を次に活かしたい。

【2011年5月2日(月)の日記】 宮城野区役所まわり大渋滞
◇本日は、大型連休の谷間で暦では出勤日、区役所は開いている。所用でまた宮城野区役所に行った。行くのに車は渋滞、建物の中も混雑。えらく時間がかかってしまった。
◇震災・津波災害による罹災証明や税金軽減の申請をする人達が多いようだ。
◇仙塩街道(国道45号)の仙台方向の左側車線は区役所を先頭にノロノロが遠く苦竹駅の向こうまで続いている。そもそもなんで渋滞になっているかわからない人が多いから区役所以外へゆく車も左側に入るので流れがスムーズでなくなる。ダイエーの買い物行列やディズニーランドのように行列の目的と最後尾が明示されているといいけど、役所にお願いは・・出来ませんね。
◇連休明けもこの状態が続くようなら根本的な対策が必要だ。
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Posted by OOAKAGERA at 13:27
│東日本大震災 2011.03.11