2019年02月06日

2月6日(水)の日記 低温にご注意

◇アメリカ中西部、東部が寒波に見舞われ多くの市町村が機能停止状態に陥っているという。北極からの旋風「極渦(きょくうず)」による記録的大寒波の直撃によるものとのこと。
◇イリノイ州シカゴでは零下30度を記録したという。熱湯を注いだはずのカップ麺が瞬く間にカチンカチンに凍ってしまったそうだ。カップからフォークで引き揚げた麺がまるでポスターで見るように立ちあがったまま凍っている画像が流れていた。氷点下30度の世界では、普段凍るはずのないものを簡単に凍らせてしまうようだ。
◇航空機も多くが欠航したとのことだがおそらく低温で燃料が、凍結はしないまでも流動性が低下したことも原因になっているのだろう。
◇シカゴにはその昔3週間ほど滞在したことがある。秋で「インディアンサマー」と呼ばれる穏やかな気候の時期だったので厳しい寒気には思い至らなかった。北海道時代は-20℃近くまでは経験したが、(地元ではフツーな)それなりの対応した設備の中で暮らしていたせいか特に支障があった思い出はない。あえて言えば-10℃くらいに冷えた朝、車のキャブレターに水分が凍結して始動不可になったことはある。
◇低温になってのトラブルとして思い出すのは、友人から聞いた「ディーゼル燃料の自動車がスキー場で始動できなくなった」という話である。関西在住の友人が長野県のスキー場に出かけ、燃料は自宅近くで給油したという話だった。デーゼル車は燃料の軽油が低温で流動性が下がり長時間駐車後の始動ができなくなることがあるので要注意である。
◇軽油には5種類があり、主な違いは、その流動性が保たれる最低温度「流動点」の差である。流動性が確保されなくなると、油のワックス成分が固まってきて、目詰まりしやすくなる。そのため、流動点が高い順から「特1号」「1号」「2号」「3号」「特3号」という5種類の軽油がJIS規格で定められている。東北では冬場は「3号」(流動点-12℃以下)が販売されていることが多いので山にスキーに行っても問題ないと思うが、スキー場に行くには計画的にできるだけ山間部に入ってから給油した方がよい。
◇そういえば私の乗っている車はガソリン車だが最近も始動しないトラブルを経験している。原因は流動点以外の別の問題のようだったが。
  


Posted by OOAKAGERA at 18:53